油水分離槽系製品アクシス Oil trap products |
油水分離槽ACHシリーズ〔小型タイプ〕は最も一般的な分離槽で、ガソリンスタンドや自動車整備工場など多用途に利用されています。

油水分離槽AQシリーズの高さ寸法はある程度指定することが出来ます。詳細は各シリーズの表を確認下さい。
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油水分離槽とは |
水は私達の生活に欠かせない貴重な資源です。世界中で環境問題が叫ばれている昨今、川や海を汚さないことは、役所・企業・個人に求められています。花沢建材工業は油水分離槽を通じて、環境汚染対策に貢献できるよう、より良い製品の開発に取り組んでいます。
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油水分離槽は、油と水の比重の違いを利用し、重力で油と水を分離する排水施設です。基本的な構造は、槽内に遮蔽板等のトラップを設置し、排水がゆっくりと槽内を流れるようにトラップ管は互い違いにします。油と水は槽内やトラップを経由することで油が浮上し、沈殿物は沈みます。汚濁負荷の減った水を下水道等に排水するすることが出来ます。
油水分離槽はトラップ構造を持つので、グリーストラップやオイルトラップとも呼ばれています。
油水分離槽の定期的なメンテナンスは重要で、点検や管理を怠ると油が溜まりすぎて流出したり、沈殿物が槽内のトラップ管を塞いだりするので、維持管理は重要です。
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工場排水や事業場排水中の油脂(ノルマルヘキサン)を排水中から排除する装置を油水分離槽といいます。油脂(ノルマルヘキサン)には鉱物油と動植物油脂があり、さらに各種油類により比重が異なります。したがって現場の排水規模や状況に合わせて適切な容量の算定が必要になります。(その他、油脂量や沈殿物・浮遊物量等含む)
近年、企業や事業場だけでなく、自動車リサイクル法などでも、環境に配慮した取組みをしていて、従来の小型分離槽では、処理困難な場合、適切な規模や大きさの油水分離槽の設置をするようになってきています。 |
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油水分離槽ACHシリーズ〔小型タイプ〕の特長 |
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「油水分離槽ACHシリーズ」は油と水の比重の差を利用した「自然浮上(重力式)分離法」を採用しています。油水分離槽は連槽構造で蓋や維持管理の配慮など構造が複雑になるため、現場打ちコンクリート施工では工期やコストが大幅にかかます。
当社は二次製品として、現場での作業を容易にできるように効率化するだけでなく、設置後の維持管理や用途に合わせたバリエーションも選択できます。
ACH油水分離槽の基本構造

※上記構造図は標準構造図【A】です。
※他にもスペック変更可能ですので下記の「ポイント4」の対応可能なバリエーションを参照下さい。
ポイント1 2種類の分離浮上方式でより安全に
従来トラップ管方式油水分離槽 |
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流入水量が安定している設置場所に向いていて、トラップ管を平面視で千鳥に配置して滞留の距離を長くとり、分離効果を上げる方法です。しかし各管を通過することで、乱流が起きると分離済み油層の表面を再通過し、微細な油が次の槽へ流れる
また、第1槽目の管は特に汚れやすく清掃が大変です。 |
従来セパレート方式油水分離槽 |
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油水分離槽の底に大きな開口があることで乱流に比較的強く、流入水量が瞬間的に多い(早い)設置場所に向いています。
しかし槽内の底に沈殿物が広がるので、維持管理やメンテナンス範囲が広い |
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ACH油水分離槽(セパレート・トラップ管併用方式) |
ACH油水分離槽は第一壁面にセパレート方式を
標準採用したバランス重視の油水分離槽です。

※標準【A】タイプ |
■油水分離槽の第1槽目で起こること
@流入水の勾配などにより乱流が起こりやすく、比重による自然 浮上分離方式には良い状態でない。
A特に汚れる槽でトラップ管の内外が汚れやすく、機能低下の原 因になることもある。
B不純物が最も堆積する槽で、トラップ管が邪魔になったり劣化や 破損など、清掃・維持管理が大変
■そこで
第1槽には攪拌に強いセパレート方式を、汚れが比較的少ない2槽目以降には、従来のトラップ管吊り下げ方式を採用し、2タイプの自然浮上分離方式にすることで、更に安全に使用できます。 |
ポイント2 底版が付いた状態で製造出荷、工期が早い
従来小型タイプの油水分離槽では底面が無く、現場にて基礎コンを打ってからインバートコンクリートを流して施工していましたので、継目での漏水の不安がありました。
他にも施工時にコンクリートで槽内が汚れたり、手間や工期がかかっていました。
ACH油水分離槽では特殊な製法で、底版が付いた状態でお届け出来ます。より施工が早く、簡単設置できます。 |
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ポイント3 トラップ管の組立と取付が簡単
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従来の油水分離槽では管用の孔を開口したり、少し大きな孔に管を通してモルタルで固定するといった作業が必要です。そこで、ACH油水分離槽ではトラップ管の構築が簡単に出来るように、「止水ゴム継手」を用意しました。
専用開口にセットして管をねじ込むだけでセット完了です。管の劣化や破損時でも即座に取り換え出来る優れものです。 |
ポイント4 対応可能なバリエーション

※底孔=セパレート式 曲管=トラップ管式
※指定のない場合は【A】の標準品での出荷となります。 |
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分離槽油水分離槽ACHシリーズ〔小型タイプ〕規格寸法 |
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油水分離槽 ACH-600直列4槽 (W600×L600×H1150〔4槽式〕)底有 |
部材呼び名 |
数量 |
重量(kg) |
備考 |
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部材呼び名 |
数量 |
備考 |
油水分離槽本体 |
1基 |
1900×1 |
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止水ゴム継手 |
4個 |
管固定用 材質:NBR |
スラブ版 |
1枚 |
392×1 |
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止水栓 |
4個 |
白プラグ1/2 |
T-25鋳鉄蓋 |
4枚 |
21×4 |
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M16吊用アイボルト |
4個 |
本体天端/スラブ側面吊 |
100塩ビトラップ管 |
3組 |
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塩ビVP100 |
連結プレート |
4枚 |
M16ボルト付 |
参考重量合計 |
2376 (kg) |
参考容量 |
1.292 (m3) |
※トラップ管をオプションの鋼製ベンドパイプに変更希望の場合は指定してください。塩ビ管から変更できます。 |
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油水分離槽 ACH-600直列3槽 (W600×L600×H1150〔3槽式〕)底有 |
部材呼び名 |
数量 |
重量(kg) |
備考 |
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部材呼び名 |
数量 |
備考 |
油水分離槽本体 |
1基 |
1470×1 |
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止水ゴム継手 |
3個 |
管固定用 材質:NBR |
スラブ版 |
1枚 |
300×1 |
|
止水栓 |
3個 |
白プラグ1/2 |
T-25鋳鉄蓋 |
3枚 |
21×3 |
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M16吊用アイボルト |
4個 |
本体天端/スラブ側面吊 |
100塩ビトラップ管 |
2組 |
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塩ビVP100 |
連結プレート |
4枚 |
M16ボルト付 |
参考重量合計 |
1833 (kg) |
参考容量 |
0.970 (m3) |
※トラップ管をオプションの鋼製ベンドパイプに変更希望の場合は指定してください。塩ビ管から変更できます。 |
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油水分離槽AQシリーズ〔大型タイプ〕の特長 |
「油水分離槽AQシリーズ」は油と水の比重の差を利用した「自然浮上(重力式)分離法」を採用しています。油水分離槽は連槽構造で蓋や維持管理の配慮など構造が複雑になるため、現場打ちコンクリート施工では工期やコストが大幅にかかます。
当社は二次製品として大型規格の油水分離槽を各種そろえています。現場では各ユニットを接続することで、コストを抑え、工期短縮し比較的容易に設置することが可能です。また、槽内のトラップ構造を楽に構築できるように「管調整ピット」構造を採用し、現場での面倒な組立作業をほとんど省略できます。
工期短縮と施工性
■規格サイズ |
幅や深さの規格が豊富で、比較的大きなサイズまでラインナップ |
■施工性 |
4槽構造を本体3ユニットとスラブ版・蓋で構成されていて、組立施工が容易 |
■工期短縮 |
油水分離槽の槽内構造の構築がほぼ出来ているので、工期短縮が出来る |
■荷重・蓋 |
本体荷重はT-25対応、また蓋の仕様は荷重条件により選択できます。 |

管調整ピット構造
■ポイント1 |
油水分離槽内のトラップ構造の構築が容易(穴加工・管加工・モルタル詰め作業等不要) |
■ポイント2 |
管内の油のこびり付きや汚れも目視でき、清掃も簡単 |
■ポイント3 |
油水分離槽内の管高水位は一般的に水平ですが、流入水量や水圧による負荷が大きい場合のために、水位レベル調整が可能な構造を採用(前段槽の水位の過剰上昇を抑制) |
■ポイント4 |
お好みの管径が指定できます。(φ150・200・250・300用) |

※管調整ピットの水位レベル調整方法についてはお問合せ下さい。
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分離槽油水分離槽AQシリーズ〔大型タイプ〕規格寸法 |
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油水分離槽 AQ-1000シリーズ (W1000×L1425×H1200・1500 〔4槽式〕) |
呼び名 |
槽数 |
W |
W1 |
H |
H1 |
WH |
L |
L1 |
容量(m3) |
全重量(kg) |
AQ 1000×H1200 |
4槽式 |
1000 |
1240 |
1250 |
1515 |
700 |
6000 |
6240 |
3.76 |
11093 |
AQ 1000×H1500 |
4槽式 |
1000 |
1240 |
1250 |
1515 |
1000 |
6000 |
6240 |
5.46 |
12561 |
呼び名 |
槽数 |
参考重量(kg) |
容量(m3) |
参考許容流入量 |
本体流入 |
本体中間 |
本体流出 |
スラブ1 |
スラブ2 |
全重量 |
L/min |
m3/h |
AQ 1000×H1200 |
4槽式 |
3156 |
2665 |
3156 |
1058 |
1058 |
11093 |
3.76 |
31.33 |
1.88 |
AQ 1000×H1500 |
4槽式 |
3681 |
3083 |
3681 |
1058 |
1058 |
12561 |
5.46 |
45.50 |
2.73 |
※参考許容流入量は一般的な指針を基に算出していますが、その他の設置指導基準による場合は別途協議
※蓋及び調整桝の重量は荷重条件や現場状況により別途協議 |
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油水分離槽 AQ-1200シリーズ (W1200×L1425×H1200・1500 〔4槽式〕) |
呼び名 |
槽数 |
W |
W1 |
H |
H1 |
WH |
L |
L1 |
容量(m3) |
全重量(kg) |
AQ 1200×H1200 |
4槽式 |
1200 |
1440 |
1250 |
1525 |
700 |
6000 |
6240 |
4.55 |
12382 |
AQ 1200×H1500 |
4槽式 |
1200 |
1440 |
1550 |
1825 |
1000 |
6000 |
6240 |
6.60 |
13931 |
呼び名 |
槽数 |
参考重量(kg) |
容量(m3) |
参考許容流入量 |
本体流入 |
本体中間 |
本体流出 |
スラブ1 |
スラブ2 |
全重量 |
L/min |
m3/h |
AQ 1200×H1200 |
4槽式 |
3412 |
2842 |
3412 |
1358 |
1358 |
12382 |
4.55 |
37.92 |
2.28 |
AQ 1200×H1500 |
4槽式 |
3970 |
3275 |
3970 |
1358 |
1358 |
13931 |
6.60 |
55.00 |
3.30 |
※参考許容流入量は一般的な指針を基に算出していますが、その他の設置指導基準による場合は別途協議
※蓋及び調整桝の重量は荷重条件や現場状況により別途協議 |
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油水分離槽 AQ-1500シリーズ (W1500×L1425×H1200・1500・1800・2000 〔4槽式〕) |
呼び名 |
槽数 |
W |
W1 |
H |
H1 |
WH |
L |
L1 |
T |
K |
全重量(kg) |
AQ 1500×H1200 |
4槽式 |
1500 |
1760 |
1250 |
1570 |
700 |
6000 |
6260 |
130 |
130 |
15802 |
AQ 1500×H1500 |
4槽式 |
1500 |
1760 |
1550 |
1870 |
1000 |
6000 |
6260 |
130 |
130 |
17581 |
AQ 1500×H1800 |
4槽式 |
1500 |
1800 |
1800 |
2170 |
1300 |
6000 |
6300 |
150 |
150 |
21035 |
AQ 1500×H2000 |
4槽式 |
1500 |
1800 |
1800 |
2370 |
1500 |
6000 |
6300 |
150 |
150 |
22375 |
呼び名 |
槽数 |
参考重量(kg) |
容量(m3) |
参考許容流入量 |
本体流入 |
本体中間 |
本体流出 |
スラブ1 |
スラブ2 |
全重量 |
L/min |
m3/h |
AQ 1500×H1200 |
4槽式 |
4221 |
3452 |
4221 |
1954 |
1954 |
15802 |
5.75 |
47.92 |
2.88 |
AQ 1500×H1500 |
4槽式 |
4869 |
3935 |
4869 |
1954 |
1954 |
17581 |
8.30 |
69.17 |
4.15 |
AQ 1500×H1800 |
4槽式 |
6097 |
4801 |
6097 |
2020 |
2020 |
21035 |
10.86 |
90.50 |
5.43 |
AQ 1500×H2000 |
4槽式 |
6587 |
5161 |
6587 |
2020 |
2020 |
22375 |
12.56 |
104.67 |
6.28 |
※参考許容流入量は一般的な指針を基に算出していますが、その他の設置指導基準による場合は別途協議
※蓋及び調整桝の重量は荷重条件や現場状況により別途協議 |
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油水分離槽 AQ-1800シリーズ (W1800×L1425×H1200・1500・1800・2000 〔4槽式〕) |
呼び名 |
槽数 |
W |
W1 |
H |
H1 |
WH |
L |
L1 |
T |
K |
全重量(kg) |
AQ 1800×H1200 |
4槽式 |
1800 |
2060 |
1250 |
1600 |
700 |
6000 |
6260 |
130 |
130 |
18595 |
AQ 1800×H1500 |
4槽式 |
1800 |
2060 |
1550 |
1900 |
1000 |
6000 |
6260 |
130 |
130 |
20493 |
AQ 1800×H1800 |
4槽式 |
1800 |
2100 |
1850 |
2200 |
1300 |
6000 |
6300 |
150 |
150 |
24157 |
AQ 1800×H2000 |
4槽式 |
1800 |
2100 |
2050 |
2400 |
1500 |
6000 |
6300 |
150 |
150 |
25584 |
呼び名 |
槽数 |
参考重量(kg) |
容量(m3) |
参考許容流入量 |
本体流入 |
本体中間 |
本体流出 |
スラブ1 |
スラブ2 |
全重量 |
L/min |
m3/h |
AQ 1800×H1200 |
4槽式 |
4759 |
3853 |
4759 |
2612 |
2612 |
18595 |
6.94 |
57.83 |
3.47 |
AQ 1800×H1500 |
4槽式 |
5456 |
4357 |
5456 |
2612 |
2612 |
20493 |
10.01 |
83.42 |
5.01 |
AQ 1800×H1800 |
4槽式 |
6767 |
5247 |
6767 |
2688 |
2688 |
24157 |
13.07 |
108.92 |
6.54 |
AQ 1800×H2000 |
4槽式 |
7293 |
5622 |
7293 |
2688 |
2688 |
25584 |
15.12 |
126.00 |
7.56 |
※参考許容流入量は一般的な指針を基に算出していますが、その他の設置指導基準による場合は別途協議
※蓋及び調整桝の重量は荷重条件や現場状況により別途協議 |
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油水分離槽 AQ-2000シリーズ (W2000×L1425×H1200・1500・1800・2000 〔4槽式〕) |
呼び名 |
槽数 |
W |
W1 |
H |
H1 |
WH |
L |
L1 |
T |
K |
全重量(kg) |
AQ 2000×H1200 |
4槽式 |
2000 |
2260 |
1250 |
1640 |
700 |
6000 |
6260 |
130 |
130 |
21266 |
AQ 2000×H1500 |
4槽式 |
2000 |
2260 |
1550 |
1940 |
1000 |
6000 |
6260 |
130 |
130 |
23244 |
AQ 2000×H1800 |
4槽式 |
2000 |
2300 |
1850 |
2240 |
1300 |
6000 |
6300 |
150 |
150 |
27062 |
AQ 2000×H2000 |
4槽式 |
2000 |
2300 |
2050 |
2440 |
1500 |
6000 |
6300 |
150 |
150 |
28544 |
呼び名 |
槽数 |
参考重量(kg) |
容量(m3) |
参考許容流入量 |
本体流入 |
本体中間 |
本体流出 |
スラブ1 |
スラブ2 |
全重量 |
L/min |
m3/h |
AQ 2000×H1200 |
4槽式 |
5290 |
4282 |
5290 |
3202 |
3202 |
21266 |
7.73 |
64.42 |
3.87 |
AQ 2000×H1500 |
4槽式 |
6020 |
4800 |
6020 |
3202 |
3202 |
23244 |
11.14 |
92.83 |
5.57 |
AQ 2000×H1800 |
4槽式 |
7389 |
5708 |
7389 |
3288 |
3288 |
27062 |
14.55 |
121.25 |
7.28 |
AQ 2000×H2000 |
4槽式 |
7938 |
6092 |
7938 |
3288 |
3288 |
28544 |
16.82 |
140.17 |
8.41 |
※参考許容流入量は一般的な指針を基に算出していますが、その他の設置指導基準による場合は別途協議
※蓋及び調整桝の重量は荷重条件や現場状況により別途協議 |
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分離槽用 沈殿ゴミ受け槽 |
分離槽用「沈殿ゴミ受槽」は、より安全に、よりメンテナンスをしやすくするシステムです。
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沈殿物や不純物とは
油水分離槽に流入する排水には、油脂の他に固形物・沈殿物・浮遊物など、様々な不純物が混入している場合があり、油水分離槽内での分離を妨げる状況も多く見られます。
●不純物による油水分離槽内でのリスク
■沈殿物 |
泥・砂・石等 |
油水分離槽の容量選定には、油脂の分離浮上に要する時間の設定があり、沈殿物が溜まることで、槽内水の容量が減ってしまいます。これは油水分離槽の分離能力が低下することを意味します。また、油脂の浮いた状態の表面水は底に堆積した沈殿物の量が確認しにくく、そのまま放置するとトラップ管を塞いでしまい、オーバーフローして油の流出事故につながります。 |
■浮遊物 |
枯葉・ゴミ類
固形化油脂等 |
油脂の比重より軽い浮遊物(木片等)が多い場合などは、油を表面より下に溜めることになり、次槽へ流出しやすくなります。また、ビニール袋等は流入する水流で槽内を撹拌してしまい、分離効果を著しく悪化させます。
さらに、管理清掃時での油の多く付着した様々なゴミ類は、それ自体の洗浄や分別作業が必要になる場合もあります。 |
■その他 |
油の付着したプラスチック片やゴミ類等 |
浮上分離方式油水分離槽は水と同じ比重の物は排水する構造です。水より比重が少しだけ重いプラスチック等は通常沈むのですが、油が付着したそれらのゴミは水と同じ比重になることがあり、油が付いたまま排水中に混じることがあるので、出来るだけ前段で除去できるものは除去する事が望ましい。 |

分離槽用「沈殿ゴミ受槽」とは
油水分離槽の槽内の機能を充分に活かす為に、前段処理のできる「沈殿ゴミ受槽」

■ゴミ受Rスクリーン |
ゴミ受Rスクリーンは油水分離槽への浮遊物の流入を抑制し、油を通過させます。 |
■メンテナンス性(浮遊物) |
沈殿ゴミ受槽内には油は溜まらないのでゴミの除去や清掃が簡単にできます。 |
■メンテナンス性(沈殿物) |
油水分離槽より清掃が楽な浅い槽で沈殿物の状況を確認し、維持管理が出来ます。 |
■規格サイズ |
□500・600・700・800・900・1000、深さは現場の要望に出来る限りお答えしています。 |
■蓋規格 |
マンホール蓋をはじめ、メンテナンス重視の縞鋼板蓋やグレーチング等対応できます。 |
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油水分離槽製品トップへ
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